デジタルオーディオの世界ではJitter(ジッター)という言葉があります。
デジタルオーディオの世界では、アナログデータとはことなり、コピーを繰り返しても音が変わらないと言われてきたのですが、ここ近年では再生するシステムによって音が変わってくるといことがわかってきました。
その大きな要因のひとつがジッター、つまり時間軸の揺らぎのことなのですが、このジッターが発生するポイントとして以下のようなことが挙げられます。
- 機材が持っているクロック周波数の揺らぎ
- 機材同士を接続する際に必須となる同期に伴う揺らぎ
- デジタルオーディオインターフェースでの揺らぎ
- ケーブルや機材の物理的な振動での揺らぎ
- 電源回路やデジタル回路のノイズに起因する揺らぎCD製造時における揺らぎ
もっとも機材が持っているクロック固有の揺らぎについては、よほどのことがない限り問題になることはなく、スタジオやプロ音響においてはクロック発振器には安定度の高い水晶がしようされているのでほぼ皆無といってもいいのですが、安価なMP3プレーヤーの中には極稀に周波数安定度の低いセラミックが使用されていることがありますので十分に注意が必要です。
ジッター